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【介護人材定着】1,089号 残業が多い!?

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【介護人材定着】採用から育成・定着までの人材マネジメント術
2017/11/7 1,089号
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人材定着コンサルタントの後藤功太です。
本日も宜しくお願いします。
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▼ 残業が多い!? ▼
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働き方改革が騒がれている中、
残業に関する考えや改善も多くの施設で検討されてきています。
そのなかでも、
「どこまでを残業として扱うのか」
「残業を減らすためには、スタッフ自身の意識も変える必要がある」
などといった悩みの声もよく聞きます。
例えば、こういったことです。
スタッフAは、他のスタッフに比べて労働時間が多くなっています。
施設では固定残業をつけているわけではなく、
通常業務で終わるように業務分担を心がけています。
話を聞いてみると「記録が苦手で…」と話し、
その理由は明確になっているようでした。
ケア業務は他のスタッフと同じようにできているのですが…。
いかがでしょう。
わざとではないにしても、
リーダーとして対応が求められる課題です。
一緒に考えていきましょう。
■記録業務を自宅に持って帰らせる
業務を自宅で実施させることは、
つまりはサービス残業を強要することです。
業務に時間がかかっているとはいえ、
サービス残業を強要させるのはおススメしません。
また、記録業務となると
法人の個人情報や機密情報が含まれている可能性があります。
外へ持ち出すことでのトラブルも十分考えられるので、
仕事自体を外へ持ち出すことは厳禁であることを
徹底させることが必要です。
■他のスタッフにも記録業務を手伝わせる
チームとして仕事をしているのが
介護業界の特徴です。
「自分さえ良ければそれでよし、、」ではなく、
それぞれが補い合える組織にすることが大事です。
そのため、他のスタッフで
手が空いていたり、記録業務を得意としているスタッフに
手伝ってもらうことも検討してみましょう。
ただ、Aさんが「苦手だから」ということで
業務を投げ出してしまっては、何も解決には繋がらないので
あくまで主で動くのはAさんであって、
その場のコントロールをするのがリーダーの役目です。
■業務分担を見直す
一部分を見てみると、
Aさんの記録業務に時間がかかっているという事実が見えますが、
仕事全体を見渡すと、別の角度で課題が見えてくることもあります。
例えば、
Aさんにその他業務の比重が偏っており、
その業務に時間が取られていることで、記録業務に取り掛かる時間が
確保できていない。
この場合、記録業務を改善するというよりも
その他業務の比重を見直していく必要があります。
一旦、全体を見渡し、業務分担に偏りが出ていないか。
冷静に確認してみることも必要です。
■記録システムを見直す
システムの導入、あるいは改善は
今後業務効率を進めていくうえで必要な取り組みです。
システムというと、
操作に苦手意識を持っているベテランスタッフもいるかもしれません。
ただ、「苦手だからやりません」では
仕事を放棄しているのと一緒です。
法人として記録システムを見直し、
それが業務の効率を高めることであれば
どんどん進めていくことが大事です。
そのうえで、
改善した内容をしっかりルール化し、
指導して定着できる環境・サポートを作るところまで
しっかり意識したうえで見直しをすることです。
■「できないのだから仕方ない」と頑張ってもらう
根性論で済ましてしまうと、
結局は「仕方ないから」と周りのスタッフに負担が出てしまいます。
人には得意不得意はあって当然です。
ただ、不得意であって苦手であったとしても
仕事をする以上、改善をする努力は必要です。
ただ、「頑張れ」だけで済ましてしまうのではなく、
どのように頑張るのか、そのためにどういったサポートが必要なのか。
一つ一つAさんと確認したうえで、
リーダーとして一緒に仕事を取り組む姿勢が大事です。
苦手としている業務を得意にさせることは難しいです。
一方、苦手としている業務を組織で補ったり
環境を整備していくことで改善することは可能です。
これから、益々残業規制が厳しくなる時代です。
残業しないためにも、誰がどれだけの業務を担っているのかを見極め、
それぞれの抱えている課題を抽出し、
それを「組織」としての課題だと認識したうえで
改善するような架け橋としてリーダーは担っていただきたいです。
意識してみてください。
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▼ 編集後記 ▼
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本日は、
1日事務作業。
落ち着いて事務所で仕事をしていると
色々な気づきやひらめきが出てきます。
アタフタと作業をしていたため
返信を忘れていたり、せっかくのお誘いを見逃していたり。
一度立ち止まり、
落ち着いて仕事ができるためにも
1日事務所に篭もるのも必要ですね。
追記:
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