あなたにとって必要な情報を、必要なときに。

【介護人材定着】1,067号 実習指導者にもトラブルはつきもの

┏┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【介護人材定着】採用から育成・定着までの人材マネジメント術
2017/10/4 1,067号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
人材定着コンサルタントの後藤功太です。
本日も宜しくお願いします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ 実習指導者にもトラブルはつきもの ▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
介護施設の中には、
学生で介護実習を受け入れているところもあるでしょう。
「最近の若者は、、、」
という言葉はあまり好きではありませんが、
時代の流れによって対応の仕方も変わってきます。
正式なスタッフではないなかで
一仕事をやってもらうわけなので
どこまで指導したらいいのか悩まれているリーダーも多いでしょう。
例えば、このようなケースはありませんか?
介護実習に来ている学生が提出課題の期日を守らなかったため、
実習指導者が少し強めに指導しました。
すると、その翌日に担当教員から
「学生が怖がっているので、もう少し優しく指導して欲しい」
と電話がありました。
当の実習指導者は、「冗談じゃない!」と憤慨し、
さらに強く学生に当たってしまいそうです…。
さあどうする?
■実習指導者と教員に話をさせる
施設側として、
どのような指導をするのか、を
学校側へ明確に伝わっていないことも考えられます。
厳しい指導が良いか悪いか、ではなく
施設側としてどのような方針で指導をしていくのか
が大事です。
そのため、
お互いの意向を明確にしていくための話し合いは必要です。
一方、その話し合いについて
実習指導者のみに施設代表として話し合わせると
丸投げされたと思わせてしまいます。
学校側との今後の関係もありますので、
場合によっては施設長も同席して話をすることが
良いでしょう。
■実習指導者と学生に話をさせる
学生は何でもやっていい
自由にやっていい
という風潮にもなりがちです。
ただ、当然「学生だから」というのは通用しません。
理不尽な指導ではない限り、
なぜ厳しい指導をしているのか
相手に伝えることで、相手も理解をします。
それを実習指導者自ら
学生に伝える場を持つことも大事になります。
■学生・実習指導者それぞれを呼び出して話を聞いてみる
先ほどの話し合いの場を設けることについて。
いきなり、話し合えといっても
お互いの主張をして、場合によっては喧嘩に発展しかねます。
それを防ぐためにも、
まずはお互いの考えや想いを聞く場が必要です。
リーダーとしての役割は、
お互いの主張に対して耳傾け理解した上で
施設側の考え、学生としてのあるべき考え
を伝えることです。
そのあとに、
双方で話し合いの場を持つという順序が理想的です。
■「今どきの学生は弱いから」と実習指導者をなだめる
実習指導者も、自身の仕事はあります。
それと並行して指導にあたっているので、
本人の想いを汲むことは大事です。
ただ、全面的に実習指導者側に立つことが
必ずしも正しい選択とは限りません。
特に「今どきの学生は弱いから」と伝えたところで、
そのなだめは双方に良い方向へ結び付けられるかは
考えにくいです。
「今どきの学生は」という括りで話すのではなく
自身の指導を今後どうしていくのか
を一緒に考える事の方がより正しい方法です。
■教員に対して「今後は実習を受け入れない」と伝える
学校側の意向もあります。
学生を守るという考えもあります。
そのなかで、
学校との関係を遮断させるような方法は
オススメしません。
あくまで協働のスタンスで
お互いのわだかまりは、話し合いで解決していくのが
最も大事です。
そのためにも、
受け入れにあたってのルールや
指導方針を今一度すり合わせていき、
今後の関係をより良くしていく
といった姿勢で向き合っていくことです。
以上になります。
学生というスタッフではないポジションで
施設内で一緒にいるというのは
ある意味特殊なのかもしれません。
そのため、
一スタッフとは違う分、
関わり方や指導方針を明確にした上で
再度一緒にやることが必要です。
実習指導マニュアル
受け入れマニュアル
といったルールブックもあると良いでしょう。
意識してみてください。
——————————————————
■介護事業所に特化した人事評価制度策定
介護職員処遇改善加算1の取得を検討されているのなら
http://gotoh-kaigo.com/service/jinji/
■介護に特化した研修・セミナー依頼はこちら
http://gotoh-kaigo.com/service/kensyu/
■「人間関係向上コミュニケーション術」CD
http://gotoh-coach.com/gotoh/cdkaiwalp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ 編集後記 ▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本日は、
午前に1件の打ち合わせ
その後、事務作業。
普段、介護リーダー向けに研修を実施することが多いのですが
改めてリニューアルした研修が出来上がりました。
早速、本日は
普段良くしていただいている介護施設へ
提案に行ってきます。
施設側から見て
ニーズに合っているのか
を聞いてみるのが一番です。
上手くマッチして
よりたくさんの介護施設で導入できるように。
色々と行動を起こしてきます!
追記:
メルマガの感想が、何よりの励みになります。
お気軽に送ってくださいませ。
⇒ info@gotoh-kaigo.com
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行元:ふくしえん社労士事務所
発行責任者:後藤功太
〒433-8105 静岡県浜松市北区三方原町1306-6
E-MAIL info@gotoh-kaigo.com
よろしければFacebookも覗いてみて下さい♪
Facebook  https://www.facebook.com/kouta.goto.18
※ 配信希望・送付先変更・配信停止は、以下の画面からお手続きください。
https://i-magazine.jp/bm/p/f/tf.php?id=artista18
ふくしえん社労士事務所サイト:http://gotoh-kaigo.com/
介護・医療業界に特化 研修サポートセンター:http://gotoh-coach.com/
■後藤功太のプロフィールはこちら
http://gotoh-coach.com/profile/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

関連記事一覧

カテゴリー

アーカイブ

PAGE TOP