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【介護人材定着】1,626号 ダメリーダーだからこそ出来た

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【介護人材定着】採用から育成・定着までの人材マネジメント術
2020/6/2 1,626号
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人材定着コンサルタントの後藤功太です。
本日も宜しくお願いします。
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介護医療に特化した社会保険労務士として、
これまで全国の介護医療施設へ直接訪問し支援してきました。
そこでは、
現場ならではの人材における悩みや
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▼ ダメリーダーだからこそ出来た ▼
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本日は、私が以前勤めていた介護施設での
エピソードをお伝えしたいと思います。
とても簡易的に書いていますので
イメージしにくいかもしれませんが、、、
私が初めてリーダーとしてまとめ上げることが出来た
出来事でした。
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■ある利用者Nさんからの相談でした。
「一人で外出をしたい」
私の勤めていた施設では、
主に介護が必要で、
一人で生活することが困難な方が利用していました。
介護とは、一人一人の要望があって、
それぞれに対する接し方も違ってきます。
介護の度合いが違うために、
介助の仕方もそれぞれだからです。
そのため、完全なマニュアルは存在しません。
だから介護現場では、
一人一人に対してスタッフがチームとして考え、
実践していくことが必要となります。
そういったなか、冒頭のNさんから
「一人で外出したい」という相談が来たわけです。
■今まで一人で外出をさせることは、
「交通事故に遭う」
「責任が取れない」といったリスクがあるために、
実際に行ったことはありません。
そのため、スタッフの皆からは
「絶対に無理」という意見で一致していました。
私も、そのうちの一人です。
一人で外出させることは、
「やったことがないから怖い」という想いでした。
ただ、Nさんとは施設に入所する前から知っていた方で、
Nさんからも私に信頼を寄せていたことが、
私にも分かっていました。
Nさんは、施設に入所するまでは一人暮らしで、
一人で外出して買い物をすることを生きがいにしていました。
そのことを私はよく分かっていたので、
Nさんの切なる想いが痛いほど伝わってきます。
■「Nさんのために、何か方法はないのだろうか?」
この想いになったときに、
まずダメリーダーである私が思い浮かべたことは、
「一人では解決できない」ということでした。
Nさんの希望を実現させるためには、
周りのスタッフの協力が必要不可欠ということです。
でも、まとめる力もなければ発言力もないので、
とにかく私にはできることが限られていました。
そのため私に出来ることとしたら、
とにかく「質問をして意見を聴く」ことでした。
質問をしながら、
「Nさんのために自分たちにできることは何なのか?」
を部下に聴き回りました。
すると、始めは「無理」だと言っていた部下も、
次第に「こうすれば出来るかも」
といった意見を聴きだすことが出来るようになり、
次第に部下からも提案をしてもらうようになりました。
■この部下とのやり取りは、
次第に周りのスタッフにも伝わっていき、
やがて私の意図していないところで
周りを勝手に巻き込むことが出来たのです。
それは施設全体にも広がっていき、
Nさんが一人で外出できるための支援体制を
整うことが出来ました。
遠方にいる家族との連絡調整
外出する際によく立ち寄るお店の方の協力
緊急事態に備えて携帯を持参してもらう
あらゆる事態に備えて、
起きうるリスクを最小限まで抑えていきました。
完璧なことは出来なくても
「何とかNさんを一人で外出させたい」
その想いが、部下だけでなく
施設全体をも巻き込みました。
■その後、、、
Nさんは、本当に一人で外出をし、
思う存分楽しんだ後に施設へニコニコと笑顔で帰ってくる
という毎日を送っていました。
私にとっては、
初めて「リーダー」として、部下と共に喜び、
分かち合い、行動できた成功例でした。
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ここまでの道のりは、
決してこれだけの文章では収まらないほどです(笑)
ただ、リーダーとしての役割は
何も「一人でまとめ上げる」ことではないです。
一つの願いに対して
何とかしたいという想いを
「協力してもらう」という姿勢で接することも
時には必要です。
そのことを、
この経験から学びました。
何かのヒントを得られたら幸いです。
意識してみてください。
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▼ 編集後記 ▼
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本日は、
1日事務作業。
会社の融資が承認され、
補助金も採択され、
一気に懐が暖かくなってきました。
大切なお金なので、散財ではなく投資へ。
投資と言っても「自己投資」へ。
今までできなかった新たな展開へ。
特に、WEBを使っての展開は弱かったので。
全国の介護事業所へ提供できるように、
今年は、新たなビジネスモデルを構築する時間を多くとるようにします。
追記:
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